2月13日開催の組合会において、平成31年度(4月1日~翌3月31日)の事業計画と予算が承認されました。
1.全体概要
予算の規模は昨年度比大幅増の1,879,346千円(+8.22%)となりました。
被保険者数、平均標準報酬月額、総標準賞与額は、ここ数年多少の増減はあるものの、ほぼ横ばいで推移してきており、この面に関しての保険料収入に大きな増減はありません。
一方で健保組合の財政運営に大きな影響を与えている「高齢者医療制度への納付金」は、平成27年度において予算の50%超を占めたのを境に減少に転じ、平成31年度予算では前年度比大幅減の394,473千円(△17.46%)となり、更に前期高齢者納付金の平成29年度の精算還付分115,826千円が支出と相殺し切れず、収入となる見込みであり、これが昨年度比大幅増の要因となっております。
この納付金の算定は当該健保組合における前期高齢者 (65歳~74歳の加入者)の医療費がベースとなりますが、シーイーシー健保組合においては、平成25年度をピークに減少に転じ、平成29年度は、ピーク時の4分の1以下となり、これが納付金額が抑えられている要因になっています。
このように前期高齢者の医療費抑制が、健全財政のためには必須となりますので、怪我に注意し、毎年の健康診断、重症化予防など、健康へ高い意識を持ち続けてもらうことが大切です。
2.保健事業の主な追加変更
生活習慣病対策としての「特定健診」および「特定保健指導」をさらに強化するため、専門職の配置や保健指導方法の見直しを行うとともに、当健保組合の独自ポータルサイトである「けんこうWeb」をスマートフォン対応とし加入者の利便性を向上させ、高い健康意識の醸成を目指します。
予算概要は添付ファイル「平成31年度 予算概要」のとおりです。